2010年3月31日水曜日

釣竿特許出願

釣りは子供のころからやっていましたが、
リールを使う釣りは昨年秋スタートのルアーフィッシングから。

得てして改善は新しい習い事から生まれたりするものです^^


「ラインでアタリを取る」
釣り界有名人の村田基さんが釣りビジョンで力説していたこのテクニック。

たしかに魚とルアーのコンタクトを素早く知らせてくれますが、
このラインでアタリを取る体勢が辛い><


そこで今回はこの辛い体勢を楽に変える、
スピニングリール用ルアーロッドの特許を出願してみました。

内容はロッドのグリップ部に補助ハンドルをつけるという簡単なものですが、
自分で試作してみてかなり効果高かったのと
国内の先行出願を調査しても市場を調査しても類似が見つからないので
ちょっと出してみようかと^^

まあ、私自身「この補助ハンドルの完成体が欲しい」
のが一番かもしれませんがw


スピニングリールを使用したルアーフィッシングにおいて
ラインでアタリを取るというロッド保持形態の辛さを説明しますと、

スピニングリールを巻くために
片方の手(私は左手)が要求するいいポジションは限定されます。

そこにきて、ラインでアタリを取るには
ロッドの先端からライン着水面までのライン全体を視界に入れた方が見易いため、
グリップを目線付近まで上げなければなりません。

リールを巻きやすいかたちでグリップを握り目線近くまで上げると
ロッドの先端はとんでもなく上です。

そこで手首を曲げてロッドの先端を下げることになります。

手首の位置は動かせませんので
かなり手首の曲げられる限界近くで竿を持ち続けなければいけません。

この冬の間、正確には試作補助ハンドルを付けるまで
血行不良からか、朝から一時間ぐらいで親指と人差し指が痺れてしまい、
その後ラインでアタリを取る体勢が取れず、痺れも回復せず
今ひとつ釣りを楽しめませんでした。


上級者の方は延べ竿を持つように軽くグリップを保持します。

これを私がやろうとすると、
アタリがあって合わせ動作の後、特に大型の魚がかかった場合に
リールを巻く動作がその持ち方では不安定となり
グリップを持ち替えて巻こうとする間に魚に逃げられる。
なんてことも多々ありました。


そこで、「もっと楽にロッドを持てないだろうか」
と思い考えたのがこれです。



グリップ部から横に伸びた「補助ハンドル」

手首を目の位置に上げたとき
リールを巻ける一番自然な形態が手の甲を上にしたポジション。

その状態でロッドを保持するために
人差し指をかけられるトリガー形状の突起を付けてみました。

握り方はこんな感じです。


試作品を付けて釣りした初日には
「調子悪かったらすぐに外そう」と思ってたのに
一日このスタイルで釣りしちゃいました。

アタリを待つ保持形態でそのまま魚とやり取りできるのは楽ですよ♪
本当に大きな魚がきた時は
魚の動きが安定してきたあたりで握り替えます。

今ではこの「補助ハンドル」はもう外せません^^


試作品では親指付近が凸凹してますが、
ここは製品化の場合
ミノーとかでロッドを振る保持形態の時に
補助ハンドルの根元形状を工夫して、
親指を添えやすい形状にしたいと考えています。

ま、この辺は特許権獲得してからの話ですが^^;

国内の特許は調査しましたが、
ルアー大国アメリカとか海外の特許までは調査してませんので
そこが不安なところですね。

審査請求と早期審査請求も行いました。
早ければ来月にでも通知が来るかもしれません。

権利化状況はまたお知らせします☆

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