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2024年1月13日土曜日

野鳥を庭に

 実家を管理するようになり3年、

昨年庭の木々を剪定しながら

「そういえば子供のころに野鳥を庭に呼ぼうという本読んだな」

と思い出し、実家を探したところ発見。

(発行:昭和51年)

昨年末から少しづつ実践してみていました。

最初は餌台の位置を調整し、

いちばん初めに来てくれたのはヒヨドリ。

庭のナンテンを食べに来ていたのは確認してたので

ナンテンを餌台に置いたところ来てくれました。


ヒヨドリが来てくれたあとにスズメが来るようになり、

今度はカメラ位置の調整。

最初は安いアクションカメラ使用でした。

これがヒヨドリは警戒しないのですが、

スズメはカメラを警戒して

近くに寄せて設置するとなかなか餌台に乗りませんでした。


そこでズームの効くゴープロでカメラを少し離して設置すると

餌台に乗ってくれるようになりました。

https://www.youtube.com/watch?v=w1Qr_DS2rH8


今はメジロとかシジュウカラも単独では確認できてるので

来てくれないかなと思っています。


餌の少ない冬場は餌台として

夏は水場(バードバス)として設置しようと考えてます^^


2023年1月1日日曜日

謹賀新年

 


昨年は防水マイクロフォン開発が具体的に動き出した一年でした。

年始に国の研究機関と契約を交わし、続いてマイクメーカー様と契約。

基礎実験をスタートしました。

春には基礎的な構造を特許出願。

夏以降は予算獲得の為、様々なプロジェクトに応募。

事務手続き的な仕事でマイクとしての基礎実験が遅れ気味ではありますが、これまで携帯電話メーカーや自動車メーカーに売り込んでことごとくボツになった案も共感いただける方が増えてきました。

年末には突然政府プロジェクトの候補に挙がりバタバタ。そこで色々準備が必要なことも学びました。

昨年は予想以上の追い風があった気がしています。

本年は調子に乗ることなく初心にかえり、確実に歩んでいこうと思います。

宜しくお願いします。


映像は私のモトクロス始まりの地。仙台新港の空き地(当時)です。

ここで走るため、自動車免許が無かった私はカブでリヤカーを引けるように改造し、バイクと荷物を載せて安全に走行できるように仕上げ、自宅から時間にして約1時間のここに来ました。初めて期限付きの計画を立てて実行したのが、これだと認識しています。

計画性をもって、防水マイクロフォン実現も確実に目的に向かいたいですね。

2022年7月5日火曜日

鳥には地磁気が見えている

 渡り鳥のオオソリハシシギは

アラスカのツンドラから赤道を超えてニュージーランドまで

12000キロを7昼夜連続で飛び続けます。

経験を積んだ仲間や電子デバイス無しにですよ。


昔の著名人(アリストテレス等)は

この時期が来ると姿を消す(大移動する)鳥たちは、

冬眠するか、または違う鳥に変身するかと考えていたようです。

一部の鳥が2つの地域を毎年大移動しているのが分かったのは

ここ100年ぐらいのことだそうです。


昔の船乗りが太陽や星の天体をナビとして使っていたように

鳥達も天体をナビに使っていると考えられていますが、

それに加え地磁気を検知して方向を確認しているとも考えられています。


しかし、具体的にどう使用してるかはこれまでわかっていませんでした。


それが今回、様々な検証の結果から

鳥の目にあるたんぱく質(クリプトクロム)に青色光が入ることで

短寿命のラジカル対という中間体が形成され、

このラジカル対が微弱な磁気センサーとして働くということが分かってきました。


ラジカル対が磁気センサーとして働く構造は、

電子のスピン状態を検出し

それをシグナルとして脳に伝えるもので、

鳥は視覚情報として磁気を見てる可能性があるということです。


天体・地形と併せてこの力を使い、

渡り鳥達は数千Kmの移動に対し

誤差数cmという究極の精度を達成しています。


実はこのクリプトクロムというたんぱく質、

魚・昆虫・植物を含め、人間も持っているんですよね。

磁力が見える人間も実はいるのかもしれません。


<日経サイエンス2022年8月号より抜粋して記載しました>

2022年1月1日土曜日

2021年8月2日月曜日

ヒトバイローム

 聞きなれない言葉ですが、

バイロームとはウイルス叢(そう)のことです。

ではウイルス叢とは何か。

少し話題になったところでは

マイクロバイオーム(腸内細菌叢)があります。

これは

ー ヒトや動物の腸内で一定のバランスを保ちながら共存している

多種多様な腸内細菌の集まり ―

のことで、この細菌なしには人間の健康が保てない上に

腸内細菌叢の要求で人間の動きが変わるとも言われ、

腸は第二の脳とも呼ばれています。


しかし、この細菌の10倍にも達する380兆個のウイルスが

ウイルス叢(バイローム)を形成していることが最近分かってきました。

そしてその半数以上はヒト由来のものではないということで、

果たして我々の体はいったい誰のもので、

誰が動かしているのか、怪しくなってきます^^;


少し(10年ほど)前には

ヒトにバイローム(ウイルス叢)が存在していることは

ほとんど認識されていませんでした。

私たちの体は自分の細胞でできていて

それが時々微生物やウイルスの侵入を受けて健康を害されると。


ですが実際私たちは細胞と細菌、菌類、そして最も多数を占める

ウイルスが同居する一つの生物集団「超個体」であるようです。


380兆個のうちほとんどのウイルスは

細胞ではなく最近に感染するウイルス(バクテリオファージ)で、

このウイルスをコントロールして

抗生物質耐性菌が引き起こす感染症に対処することが

今の課題のようです。


今回の新型コロナウイルスはこのバイロームのバランスを崩して

人体に悪影響を及ぼしていますが、

この380兆個のウイルスの存在を知ると

今回の新型コロナワクチンって

他ののウイルス暴走のきっかけとかにならないですよね~

とちょっと不安になります^^;

世界初のm-RNA治療薬。こんなに乱発して大丈夫なんでしょうか。。


<日経サイエンス 2021年7月号>から一部抜粋して個人コメントを加えお伝えしました


2021年2月15日月曜日

COVID-19 重症化のプロセス

 大騒ぎしてる割には日本で重傷者が少ない新型コロナ(COVID-19)

しかし世界では多くの重傷者が発生し

死者も多数出ているパンデミックウイルスです。

最近ワクチン接種が開始され、

情報の少ない状態で接種は「怖い」の一言。

ワクチン接種の狙いは重症化防止(のはず)なので、

ここではどうなって重症化するのか、

重症化の分岐点を紹介したいと思います。

追記:ワクチンの狙いは発症防止のようです


まず全体として重症化は免疫系の暴走で起こっているということです。

ほとんどの新型コロナ患者は免疫系が狙い通りに働いて

ウイルスを無力化して排除し回復しています。

しかし、高齢患者や多量のウイルスを浴びた患者は免疫系の対応が遅れ

更に下記3タイプの免疫系暴走により重症化しています。


①自然免疫と炎症の嵐

 この新型コロナウイルスはウイルスに迅速に対応する自然免疫系を狂わせることができ、その結果として白血球の一種である単球好中球が必要以上に大量動員され、その細胞が放出した物質により肺組織等を破壊する。

好中球トラップ被害

 本来であれば病原菌を絡め取る好中球の細胞外トラップが、好中球が暴走することでトラップにより自身の細胞を傷つけたり、血管内で血栓となり健康な肺細胞を傷つける。

T細胞の減少

 適正な免疫応答では最初の免疫応答(単球好中球)に遅れてT細胞が到着しウイルスと戦うが、新型コロナの場合このT細胞の数が大幅に減っている。(原因未だ不明)


当初ウイルスの細胞内での増殖を抑えるタイプの薬はうまく働きませんでしたが、上記①②の暴走に関しては対応薬があり予備研究での結果も出ているとのこと。


またこの新型コロナウイルスに関しては、呼吸器系ウイルス疾患なのに幅広い臓器に影響(味覚、心血管障害等)が出るうえ、回復に数か月以上を要するものもあり、統計的に日本人は大丈夫そうではありますが、まだ気を緩めないほうがいいと思われます。

免疫系を鍛えるってできないんでしょうかね^^;


<日経サイエンス 2021年3月号より抜粋してお届けしました>

2021年2月9日火曜日

ウイルスとは何か

 現在新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックにより

印象のよくない「ウイルス」。

「ウイルスなんて無ければいいのに」と現時点で考える人が多数でしょう。

将来的にウイルスにかからない対応案もあるようですが、

人類を含む生物はウイルス無しにはここまで進化を遂げられなかったほど

実は共存関係にありました。


全遺伝情報(ゲノム)にウイルス由来のDNAが無ければ

赤ちゃんを自らの体内で育てるという妊娠が成立しなかったり、

記憶形成の一部機能が無くなったり、

免疫系の調整機能が失われたり、

ガンへの抵抗力が不足したりと

我々は様々な能力をウイルスから獲得していることが分かっています。


つまりウイルスは人類にとっての「火」と同じく

常に悪でも常に善でもありません。


現在は悪い側面;宿主の細胞内で新しいウイルスがどんどん製造され

ついには細胞を突き破って外に飛び出す破壊行為を行う。

これが最悪我々を死に至らせます。

しかしそうでないものは良い側面;宿主に定着し、休眠状態になるか

宿主のゲノムに自分のゲノムを組み込む。

これが生物の進化に繋がります。


またウイルスは自ら複製しないため生物として扱われていませんが

最新の研究では太古の細胞が縮小して(自ら複製を止めて)

現在の姿となった。という説も考えられています。


そもそも宿主が居ないと複製できないのに

宿主を殺してしまっては自らを拡散できないので

ウイルスとしては大失敗と思いますが、

今回(COVID-19)に関しては元々宿主がコウモリだったようなので

人間側の対応が追い付かなかった状態なんでしょうか。


現在の混乱が一日も早く収束することを願うのみです。


(ナショナルジオグラフィック 2021年2月号より抜粋してお届けしました)


2021年1月1日金曜日

謹賀新年

 

本年もよろしくお願いします。

*昨年の初日の出映像です

2020年7月10日金曜日

水素エネルギー再浮上

水素エネルギーといえば
とりあえず思い出すのが燃料電池車。

国内ではトヨタとホンダだけが車両搭載ユニットを持っていて
トヨタは既に特許を公開。
実はこの時点で燃料電池車は未来が無いのかと考えていました。
バッテリーとモーターの
コンパクトな組み合わせの自動車のほうが作りやすそうだし、
水素ステーションなんて爆発されたら大変なんで^^;

ところが今水素エネルギーは
欧州を中心に今までに無い勢いを持っているようです。

まず「脱炭素社会(再生可能エネルギー)」を実現しようとすると
ここまでに利用されている太陽電池発電と風力発電は
自然現象に影響されやすく、
安定した供給が出来ていません。
*貯蔵問題は解決方向ですが、100%の供給には不足。
その予備のために
(再生可能ではない)原子力・火力発電を止めるわけにはいかないのです。

欧州では既に水素ガス供給が始まっています。
でもそれは100%水素ではなく
家庭で使用しているガスに対し25%水素を混ぜるというもの。

水素は長らく、分子が極めて小さく反応性が高いため
既存のガス管を腐食させ、漏れやすいと考えられてきました。
しかし最近の研究から水素を20~25%混入しても
漏出やパイプの損傷が無いことが示されています。
また水素混入量が25%以下なら
通常のガス器具が使えるとのこと。
そして水素の混入で燃焼が改善され
一酸化炭素などの汚染物質も減るといいます。

今後は予備のパイプラインを利用して
100%水素の供給を検討中とのこと。

これが具現化してくると
燃料電池車が再浮上してくるかもしれませんね。
自宅で水素供給。
非常時には車自体が発電所となります。

バッテリー車は製作コストは安そうですが、
交換のシステムが確立されないと
充電に時間がかかりすぎですし。。

とりあえず
水素社会がこれほど現実化に進んでいるとは思っていなかったので
少々驚きました。


<日経サイエンス2020年7月号より抜粋してお届けしました>




2020年4月15日水曜日

新型コロナウイルス 新薬開発パズルゲーム

新型コロナウイルスの対策薬候補を前回紹介しましたが、
対策新薬を開発する作業をみんなで手伝おう!
というのがこのパズルゲームの趣旨のようです。


このゲームはこちらからダウンロードでき、
まあまあ時間掛かりますが
特に変なウインドウが立ち上がることなくインストール完了。
基本PC用ですかね。

私も一発、対策新薬候補でも作ってみようかと始めました。
しかしこれが難しい。。
まだチュートリアル(全38問)を4分の1もクリアできてないです。


今9問目をクリアしたところですが、
7問目が難関で
ここで諦めか~と思いながらも
画面右下にあるチャットで誰かに教えてもらおう!
と開いたら、
既にこの7個目(Hydrogen Bonding)について話が出ていて、
その中で紹介されていたリンク先に飛んだところ
日本語のページリンクがあり
ページ内に正式Youtubeページやら解説ページ紹介ありました。

結果、
私の難関であったチュートリアル7問目はクリア^^
その後も少しづつ進んでおります。

最終的に人類を救えるこのゲーム。
外出禁止でおうち時間を持て余してる方、
特にパズル好きなあなたにおススメです♪

2020年4月3日金曜日

新型コロナウイルス 対応薬候補

困ったことに
未だ峠を越えられないこのパンデミック。

感染拡大を抑えるため
なるべく人ごみを避ける必要があり、
特に健全者は体の弱い人との接触は避けなければいけません。

そして、
一番の問題はこの新型に(確実に)効く薬が無いこと。

今対応薬の開発はどうなっているのか
候補を並べてみました。

●アビガン(市販名:ファビピラビル)
 富士フィルム富山化学がインフルエンザの治療薬として開発。
 ウイルスの複製を止める効果があるが
 奇形を発生させる恐れがあるため妊婦には使用できない。
 新型インフルエンザの治療薬として既に200万人分の備蓄がある。

●オルベスコ(市販名:シクレソニド)
 ウイルスの複製を止める効果を実験室レベルで確認。
 少数の患者への試験的な投与で症状回復の報告あり。

●カトレラ(市販名:リトナビルとロピナビルの合剤)
 抗HIV薬。
 コロナウイルスが体内に入ってから分解し複製する過程を阻害する。
 日本国内では2000年に承認されている薬だが、
 中国が先行して実施した臨床試験では回復に差が無かった。
 現在国内で臨床試験中。

●レムデジビル
 エボラ出血熱の治療用に開発中の薬。
 今年2月に武漢ウイルス学研究所などから
 この薬が低濃度でウイルスの増殖を抑えると報告。
 今年3月から400人の患者を対象に投与予定している。

●クロロキン
 抗マラリア薬でウイルスの体内への侵入自体を抑える効果。
 ウイルスは細胞に進入する際水素イオンを使って
 細胞内を酸性化して侵入。
 この薬は細胞内の酸性化を抑えてウイルスを侵入を妨害する。

未だ決定打は無いようですが、
なんとか対応薬開発がうまく行って
普通の風邪程度になって欲しいですね。

開発者の皆さんを応援します。


<日経サイエンス2020年5月号から抜粋してお届けしました>
 

2020年2月16日日曜日

再生可能電力の貯蔵

地球温暖化の急速な進行と思われる気候変動によって
エネルギーの脱炭素化が急務となっています。

そこに今、リチウムイオン電池を適用することにより
太陽光発電、風力発電での安定電力が現実的になってきているようです。

これまで再生可能エネルギー(太陽光・風力)発電のアキレス腱は
発電したエネルギーを貯めておけないこと。
太陽光発電は日が落ちれば発電ゼロ。
風力発電も風が止めば発電ゼロ。
そのとき電気が使えないのはありえません。

で、これまでこのエネルギー貯蓄は陽水発電で行っていたようです。
標高の異なる二つの貯水池を用いて水を貯め、
必要なときに水力発電にて電気を取り出す。
わかりやすい方法ですが
大規模な施設が必要なため建設費がかさみます。
近場にこんなのあったら
ちょっと怖いですしね。

これを高効率のリチウムイオン電池に置き換えようという動きが始まっています。

要因としてはまずコストの低下、
そして性能向上です。

現在のリチウムイオン電池貯蔵では
2012年から2019年で電力供給コストが76%も下がり、
電力需要が高まった時に稼動させる
天然ガス火力発電と勝負できるレベルになっています。

今後一般家庭もこのシステムを使えれば
石油・原子力に頼らず
クリーンなエネルギーサイクルを達成出来そうです。

こういう事こそ
国の方針でやって欲しいもんですね~

<日経サイエンス 2020年2月号より抜粋してお届けしました>


2019年8月28日水曜日

体の再生能力を引き出す

怪我や病気が3倍のスピードで治る。
と言ってもシャアの話しではありませんw

事の発端は
イルカの治癒能力です。
サメに襲われたイルカの傷(長さ45cm、深さ12cm)
が数週間で治癒し感染等の兆候も見られなかったというもの。
人間であれば手術無しには致命傷になる傷です。
当然数週間で完治は無理でしょう。

この研究から発見された
天然抗菌物質のMSI-1436が
治癒力を3倍以上にする可能性があります。

現在は魚、マウスでの実験が中心ですが
当然人間への適用をめざしているとのこと。

細胞の高い再生能力。
または特定部位の再生は
動物では良く知られています。
しかし人間の場合、
細胞の再生にブレーキが付いていて
これは細胞のガン化を抑えるとされています。

簡単に再生スピードを上げていいものなのか?

という疑問が出ますが、
このMSI-1436は既にアメリカの食品医薬品局(FDA)の認可が取れている薬。
もともとは肥満と糖尿病の薬として開発されたものです。
この薬は液状で
毎日服用する糖尿病の薬としては
錠剤に服用のしやすさで劣るため販売自体を見送ったとのこと。

つまり薬としてガン化を推進するような副作用が無いことは
既に確認済みというわけです。

ちょっとだけ期待感を持って待ちますか^^


<日経サイエンス2019年8月号から抜粋してお届けしました>

2019年7月17日水曜日

デンキウナギの生体センサー

皆さん良くご存知のデンキウナギ。
水中で電気を発して獲物を捕らえる魚です。

でも最近まで
この魚がどうやって餌を捕獲し
外敵を電気ショックにかけるか
あまりはっきりとは分っていませんでした。

体長2.5mにもなり
最大600Vの電圧を発生するこの魚は
発電細胞という何千もの丸い発電器官を持っており、
これが電気を貯めて放出する電池のように働きます。

通常獲物を捕らえるときは
電気ショックで殺してしまうのではなく
一時的に動けない状況にするという
スタンガン(最近ではテーザー銃)のような使い方をします。

しかしこれが研究を進めると
実際は外的な電圧で動けなくなるスタンガンとは違い
デンキウナギは相手の脳にパルスを送り
相手の脳を支配して筋肉を動かなくしているとのこと。
高度なリモート操作ですよ。

次にこれが外敵となってフルパワーが必要になった場合、
少々違う戦略が必要となります。

デンキウナギの作り出す電場は「双極子」と呼ばれるタイプで
頭の部分が陽極(+)となり
尻尾の部分が陰極(-)となります。
このタイプでは、
陽極と陰極を近づければ電撃の強度アップが可能で
通常の2倍以上のパワーが発揮されるようです。

川や沼でデンキウナギに出会ったら
足に絡まれないよう
距離を取ることが必要です^^

またこの魚は
ターゲットを探す際にもこの電気を使用します。
弱い電気を発生して電界を作り
そこで検知できる導電体を餌と判断するもの。
水中ならではの使い方ですが、
自動運転車のセンサーに使えないかな~なんて思っちゃいました。


<日経サイエンス 2019年7月号より抜粋してお届けしました>

2019年5月24日金曜日

眠気の正体

みんな誰もが毎日眠ります。
眠らない人はいないでしょう。
私、そして動物、魚はもちろん
クラゲや線虫まで眠ります。

人間はまだいいにしても
野生の動物にしてみればかなり危険を伴う睡眠。
しかしそれでも我々は眠るわけです。
必ずそれに見合った対価があるはず。

でもこの睡眠の対価は諸説言われていますが
今だはっきりとは解明されていません。
睡眠時間は6時間がいいとか
寝すぎは身体に悪いとか
まだ都市伝説レベルなわけです。

そんな最近、
やっと「眠気の正体」が見えてきました。
起きている時間が長くなるにつれて増していき、
眠ると解消する眠気。

その正体は脳にある80種類のたんぱく質、
これのリン酸化が関係してるというのもの。
たんぱく質のリン酸化が進むと睡眠状態に入り
睡眠が終了するとリン酸化も元に戻る。

この80種類のたんぱく質のほとんどがシナプスにあることから、
記憶の処理のためシナプスの結合を一時的に緩め
睡眠状態に入り、記憶の処理をしているのではないかと
現在は考えられています。

つまり、
やっと眠りに関する
具体的な変化を見つけることができる。
そんなところにまだ我々は居るわけです。

睡眠の解明はまだまだ長い道のりのようです。


<日経サイエンス2019年6月号より抜粋してお届けしました>

2019年4月10日水曜日

シャコの目カメラ

シャコの目は
世界で最も複雑な構造を持っているようです。


この構造をカメラに応用し
ADAS(自動運転)に適用しようという動きがあります。
コントラストが従来のカメラに対してはるかに高く、
見え辛いものが見え易くなるといもの。

人間の眼にある光受容細胞が3種類なのに対して
シャコは12種類の光受容細胞を持っていて、
他の動物には見えない光の特性を感知出来ます。

シャコの視覚が優れている点は2点。
一つ目は偏光を感知できること。
二つ目は感知できる光の強度(ダイナミックレンジ)が広く
非常に明るい領域と暗い領域を同時に見ることが出来ること。

この特徴的な構造と特性を厳密に再現したカメラを作成。
ダイナミックレンジは市販カメラの1万倍となり、
特に霧や雨の条件や光と影が入り組んだ状況で
性能が顕著だったとのこと。

軍事ドローンがカムフラージュした標的や
暗い影に潜んだ標的を見つけたり、
上記を応用して
自動運転の検知精度を上げることが期待されます。

市販品に適用される日がちょっと楽しみですね。


*日経サイエンス2019年4月号から抜粋して紹介しました。


2019年1月25日金曜日

大気中ラドン濃度での地震予知

昨今、もうすぐ起きると言われている
南海トラフを震源とする地震。
東日本大震災級の災害が起きるとも言われています。

これを予知し、
災害による被害を最小限としようというのは
誰しも考えることと思います。

ただ、これまで
確実に予知できた地震予知法は無いのが現状。
しかし、最近のセンシングデバイスの進化と
変動を検出する解析手法により
可能性を感じさせてくれるものも出てきました。

ここで紹介するのは
大気中に微量存在する放射性元素「ラドン」の濃度が
地震発生数ヶ月前に大きく変動することを利用したものです。
東日本大震災後にこの異変に気がつき
そこから研究がスタートしたとのこと。

まず、ラドンとは何か。
ラドンは不活性で無味無臭の気体。
おおもとは岩石に含まれる天然ウランで、
これが45億年かけてラジウムに崩壊、
ラジウムは2年弱でラドンに崩壊し、
ラドンは4日で鉛になるわけです。
ウランから鉛になるまでの中間物質というわけです。
*放射性物質は、放射性崩壊によって別の元素に変化します。

次にラドンはどこから発生するか。
大気中のラドンは
その付近の地表(岩石や土壌、建物のコンクリート)から発生します。

先に話した4日というのは半減期のため、
発生から崩壊までの約10日間を利用して
付近の土壌変化を観測します。

そして大気中のラドン濃度にどんな変化が起こるのか。

これまでの観測では
地震の前にラドン濃度が急激に上昇、または降下が起こり
地震発生後に通常値に戻るというもの。
大規模な地殻変動で
高濃度のラドンが大気に開放される、
または亀裂が閉まってしまうことで
濃度が急降下すると考えられています。

ラドン濃度は通常も変動しているので

いきなり測定とはいかないようです。
まず数年をかけて一年間各日の平均ラドン濃度を求め、
そのうえでの測定が必要になります。
統計的な準備がまず必要です。

実はもう既に

この測定結果を公開してくれているところもあります。

なかなか興味深いですよ。



<日経サイエンス2019年2月号から抜粋してお知らせしました>



2018年11月17日土曜日

睡眠の重要性(ナショジオ)

みなさんはテスト勉強する時
徹夜派ですか?
テスト前夜にも寝る派でしょうか。

現代の睡眠学では
きちんと寝たほうが記憶されるようです。
但し、ちゃんと勉強した場合。ですけどね^^

睡眠は浅い睡眠から深い睡眠まで4段階に分けられ
おおよそ90分を1サイクルとして繰り返します。

<第1段階>
この浅い眠りは5分ほど続くもので
脳が内向きに切り替わる段階です。

<第2段階>
脳の深部から
一連の強い電気信号(紡錘波)が送られ
記憶の処理が始まる段階。
実験では対象者に新たな課題を与えると
その晩は紡錘波の出現頻度が増して、
しかも紡錘波が多く現れた人ほど
翌日に課題を上手にこなすとのこと。

第2段階に限らず、
眠り全体を通じて
記憶は脳に強く刻まれるんだそうで。
勉強には効果的ですが、
戦闘地域等で悲惨な体験をした人とかは
疲れ果てていてもすぐに眠らないほうがいいとのことです。
悲惨な記憶で心的外傷後ストレス障害(PTSD)を防ぐには
6時間から8時間は
目を覚ました状態でいたほうがいいようです。

<第3段階>
<第4段階>
人間の場合、細胞の回復は
深い眠りに入るこの段階で主に起こります。
そして
この状態のときに成長ホルモンを多く分泌します。
第4段階の眠りは
昏睡状態や脳死とかけ離れたものではなく
必要以上に長くとどまりたくない状況なんだそうです。
第4段階は最大でも30分ほどしか続きません。
その後、第3、第2、第1と
段階を一気に遡って行きます。

一時期、適正睡眠時間は6時間と言われてもいましたが、
現在の推奨睡眠時間は7時間以上なんだそうです。

日常的に睡眠時間が6時間未満の人は
うつ病、精神障害、肥満のリスクがあるんだとか。
私もいつも6時間睡眠なんでここの枠に入るんですけどね^^:

肥満になりやすい理由として
睡眠が足りないと胃などの器官から
空腹ホルモンと呼ばれるグレリンが多量に分泌され
必要以上に食べるからなんだそうです。

よい睡眠はまた
認知症の発症リスクを低下させると考えられています。
マウスを使った実験では
脳の細胞は覚醒時には隙間無く詰まっていますが
睡眠時は一部の細胞が60%も収縮して
細胞の間に隙間が出来て
このとき細胞の代謝で生じる老廃物が
細胞の隙間に排出されます。
その中でもアミロイドβという物質は
ニューロン間の情報伝達を妨げ
アルツハイマー病と密接な関係があるとされています。
細胞の隙間に髄液が流れ込み
アミロイドβが洗い流されるのは
睡眠中だけだそうです。

一時期寝すぎは身体に悪い
なんてこと言われたこともありましたが、
今一度
睡眠の重要性を考えてみてはいかがでしょう^^


ナショナルジオグラフィック日本版
2018年8月号から抜粋してお知らせしました。


2018年1月3日水曜日

人造構造物によるコウモリの受難

人間が作ったもので
コウモリに迷惑がかかっているもの。
なんだと思いますか?

これが鏡面の外壁。
高層ビルとかに良くみられるあれです。
外から我々が見るぶんには綺麗なのですが、
コウモリ君にはやっかいなもののようです。

何故やっかいかというと
物があるとわからずにぶつかってしまうんです。


最近はこういった構造物が増えてるので
コウモリ君には災難です。

コウモリは超音波を発し
その反響音を聴き取って
対象物の位置や性質を捉えています。
これを反響定位といいます。

コウモリが鏡面の外壁にぶつかってしまうのは、
平滑面の持つ「音響ミラー」という特性のせいです。
自分から発した超音波が全部きれいに反射して
自分の耳に返ってこない。
これは音響だけでなく電磁波でも同様で、
初期のステルス戦闘機などは
平面で構成された外面を持ってました。
最新型はちょっと違う戦略になっているようですが。

この研究の中で
地面に鏡面の板を置いたところ、
コウモリはそこに降下して
水を飲むしぐさをしたそうです。
自然界でコウモリが音響ミラーに遭遇するのは
湖や池の水面ぐらい。
彼らは垂直方向に超音波が返ってくれば
そこに静かな水面があると判断してるようです。

コウモリ君の反響定位を惑わす
垂直な構造物が登場したのはここ数十年。
彼らが間違ってぶつからないような工夫も
我々は考える必要があるかもしれません。


<日経サイエンス2017年12月号>から抜粋してお届けしました。

2017年9月25日月曜日

ボヤジアン星

この系外惑星探索のケプラー宇宙望遠鏡で見つけられた
ボヤジアン星という恒星は不思議な星です。
まるでその星の周りに宇宙人が住んでるような形跡が見られるのです^^;

ケプラー宇宙望遠鏡は
天の川銀河の一角で恒星を連続観察し
惑星を持つ恒星の減光パターンを調査してきました。

惑星のトランジットという現象で
地球から見た恒星の前を惑星が横切ることで
恒星の光を遮り減光が起きます。
この減光パターンにより
惑星のサイズや温度などが分るというもの。

しかしケプラー宇宙望遠鏡が撮影した15万個超の恒星の中で唯一、
このボヤジアン星の減光パターンだけは
どーしても説明つきませんでした。

まずは光度低下が不規則に起きる。
2つ目は20世紀中に15%も暗くなってる点。

通常惑星のトランジット光度低下グラフはUの字を示します。
ところがボヤジアン星は極端なV字、
さらにこれが減光度合いを含め不規則に発生。

2つ目の減光に関しては
数十年の間に観測された恒星自体減光は
恒星の寿命を考慮するとありえないそうです。

ホコリとガスの円盤説
彗星の大群説
星間雲説
ブラックホール説と、
これまでの恒星を語る環境条件ではどれも説明不十分。

そしてついに
宇宙人による巨大構造物説が出ました^^>
ガンダムに出てくる
ソーラレイシステムのような巨大パネルを
恒星の周りに配置してエネルギーを得ているのではないか。

夢がある仮説ですが、
彼らに見つかるとやばいですよー
確実に彼らのほうが科学力上っぽいのでw


日経サイエンス2017年10月号より、抜粋してお知らせしました。