ここ半年
防水マイクロフォン特許の提案営業をかけていますが、
非常に反応が悪いです><
お手紙出している企業様から
1割も返事が返ってきません。
一応返信用の封筒も同封してるんですけど・・・
数少ないお返事の中身も
「興味ありません」
「ご提案は一切頂かないことになっています」
など、つれない内容。
たしかに今の防水携帯開発の延長線上には
部品単体での防水マイクは登場しないかも知れません。
でも、必ず必要になるはずなんですけどね~
それでは
今の防水携帯の構造を進化させた場合、
まず必要となるものは何かを考えました。
それがこの「防水通気バルブ」です。
現在の防水携帯は
音響部の防水通気膜が
筐体内外の通気構造を兼ねています。
ケンウッドさんの防水内圧調整構造 <特開2009-10234>
これは破れやすい通気性防水膜にカバーを適用した構造
以前にもお話しましたが、
音響部に2次振動膜等を使用して
「通気防水膜」
の性能を超えた防水レベルを獲得する段階になりますと、
筐体内を完全に密閉することが必要になります。
こうなると筐体内部に残った空気の
温度変化による「内部圧力」が大きな問題になります。
音響部の振動膜を壁に張り付けたり、
表示部の窓を変形させたり。
快適な使用には程遠い携帯です。
この内圧変化の為に「防水通気膜」を使用すれば、
防水レベルは逆戻り・・・
内部に空気が残らないように
隙間を樹脂等で充填すれば問題解決ですが、
重くなりますし、またリサイクル性に課題が残ります。
防水レベルを下げずに
通気を行う構造が必要です。
そこで
「通気性防水膜」を「ダイアフラム構造」と組み合わせて
外部の圧力で通気をコントロールする構造を考案、
特許として出願しました。
防水マクロフォン特許が必要になる前に
必要になる筈の技術ですし、
防水マイクロフォンに併用することで
より製品としての完成度が上がる技術です。
先行出願調査で
自動車のヘッドランプに関しても
この防水通気構造に関する特許が多く見られたので
今回の特許はその内容も記載しています。
権利取得前なので
構造や詳細は当面オープンにはしませんが、
この特許もお手紙営業をしていく予定です。
企業の皆様、
「ご提案」のお手紙が届きましたら
是非率直な意見のお返事をお願いします♪
2010年9月6日月曜日
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