2010年7月21日水曜日

テクノフロンティア2010

先週に引き続き、ビッグサイトで開催されている
電子・機構部品の技術展に行ってきました。

今回の目的は

・モーター技術展
・バッテリ技術展
・EVインフラ設備展

だったのですが、
あまり目を引くものが無かったですね。。。

でも
展示会は何処にお宝があるかわかりませんから、
とりあえず端から端まで
全ての通路をゆっくり見てまわりました。


その中でまず目を引いたのが

・温度差発電システム

原理は以前から知っていました。
しかし、どー考えても効率悪そうなので
本当に使えるのかを聞きたかったのです。

展示では「温泉」での適用例でした。
渓流の冷水と湧き出す温泉の温度差を利用して
発電しているそうです。

ここでは既にある「流れ」を利用して
発熱用の素子に温度差を生み出しています。

温度差を保つためには温泉と渓流の水を
流し続けることが必要で、
流し続けられる環境があればこその発電となります。

この流れをモーターで作るようであれば、
効率もかなり悪いでしょう。

この展示に関して
「温泉」と「渓流」と「温度差発熱」
この組み合わせを見つけたことが
素晴らしいと思いました。

でも、
やはり使える場所が少ないのは
間違いない感じですかね。


そして次に目を引いたのは、オムロンさんの

・振動発電システム

ちょっと前に東京駅でテストされていた
「圧電素子」を使用したものとは違い、
ここでの振動発電は「エレクトレット」と呼ばれる
コンデンサのようなもの(?)を使用します。

携帯電話のマイクに使用されるものと原理は同じです。

携帯のマイクでは発生する電力が小さいので
それを増幅して使用しています。

「そんな微弱な発電が使えるの?」

という感じでしたが、
稼動中のモーターとか凄い振動をするものに適用、
しかも発電された電気をコンデンサに貯めて
機器の情報を発信する電源として使用するようです。

この使用方法ではすぐにでも実用化出来そうでしたが、
我々の身近なところで活躍するのは
まだ遠い感じでした。


次に目に留まったのは、太陽金網さんの

・コ・フォーム

ハウジングに導電性エラストマーガスケットを
精密に自動的に装着する技術です。

自動車のガスケットでは
この自動注入があたりまえになってきていますが、
これを携帯のケースやディスプレイに適用できれば
随分とコストダウンが可能になるでしょう。

もうやられているメーカーさんもあるかもですが、
できればこれを高度防水モデルに適用したい感じ。

導電性ということで
電気的に独立してしまうようなこともなく、
機会があれば使ってみたい感じでした。

太陽金網さんは
説明のお姉さんが可愛かったので
ここもポイント高かったですね^^


コネクタ屋さんのブースで
防水コネクタ話題で盛り上がったりと
意外に楽しめた展示会でした☆

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