2011年7月23日土曜日

マトリックス

春から設計の仕事を再開していますが、
私にとって「設計」という仕事は仕事の認識はあまり無く
どちからかといえば趣味みたいな感じです。

面白いんですよ~物のスペック(仕様)を決める作業って。
まあ、めんどくさい作業ではありますが^^;


そしてこの仕事を更に趣味っぽくしてくれるのが
3次元CAD(Computer Aided Design)です。

パソコンの中に3次元の仮想空間を作って、その中で検討・設計することで
設計時に起きるミスや試作(取りあえず現物を作ってテストする)
を減らしてくれるシステム。


CADが2次元の時もそれはそれで面白かったんですけど
3次元は最初慣れるまで苦労した分かまた楽しいんですよ。

集中して仕事してる時は画面の中に取り込まれちゃってます♪
まさにゲーム感覚。


最近の3次元のゲーム・映画等の技術と同じ技術ですから
あたりまえといえばあたりまえなんですけど、
3次元CADの面白いところは設定を変えれるところ。
パソコンの中では物理の法則も変更可能です^^>

まぁだいたい間違った仕事をしてる時に起こるんですが。。

「なんでこの部品こんなに強いの?」とか
「なんでこの部品こんなに軽いの?」とかは

だいたい設定をミスってたりするんですよね^^;

基本的に「この世界」で使う部品の設計ですから
当然この世界の物理法則で計算せねばなりません。


ちょっと話を戻して

パソコンの画面上で3次元的に空間を動かす・回転させる技術には
「マトリックス(行列)計算」が使われます。

たしか得意な方はそういないと思われますが
私も学校で習ったときはスルーで終了でした。

縦と横に数字を書いて計算するアレです。


簡単なスケッチを手計算のマトリックスで動かしてみよう
というがあり、そこで初めてこの機能を知りました。

こういう事は学校で教えて欲しかったですよ。
当時何に使われるかなんて聞いてなかったですしね~。


映画マトリックスも
この行列計算で作られる仮想現実世界を描いたもの。

かなり観たときはインパクトありましたが
「その世界の物理法則を変えれる」
という所でついつい3次元CADを思い出しちゃいました^^


そして今
最新の物理法則理論は「マトリックス」を越えようとしています。

現在の多次元宇宙理論では「現実」は存在しません。
すべて幻。ホログラムのようなものであると!


この世界が「物質」で満たされているとするなら
今の世界は「軽すぎる」んだそうで。

また物理法則の中でも
この世界を「現実」とすると
うまく説明出来ない事が多いらしいです。

そこを解決する多次元理論。

よく聞く「パラレルワールド」もその理論の一部です。


多次元理論で言うところの

・この世界に現実は無く情報(データ)が全て
・我々の宇宙とほとんど同様のパラレルワールドが多数存在する

これって3次元CADの世界なんですよね。


現実世界と同様に
設計中の部品は曲げたり、穴をあけたり、
熱をかけて変形させたり、他の部品をぶつけて壊してみたりと
ほぼ現実と同様な事ができますが、全てデータ。
物質は存在しません。

しかも
正しい部品を作る為、
ちょっとスペックを変えた計算を多数行います。
まさにパラレルワールド。

計算結果の違う世界が多数出来上がりますが
その個々の世界は交わることはありません。
別々の結果として比較される存在です。

ということは・・

この世界は何者かが計算中の世界なの??


そんなふうに考えると
結果「現実」があった映画の方が
まだマシかもしれません><


ま~とはいえ
これもまた未完成な理論です。

我々の脳は
この世界を3次元+1方向に流れる時間の世界
と認識しているわけですから

今はこの「物質」のあるリアルな世界が正しいわけですよ♪


たまに追いつめられたときには
「ま、どうせここも仮想空間だしな」
と個人的には考えるようにしています^^>

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