2011年5月31日火曜日

防水マイク構造

先日
防水マイク特許に関してのお問い合わせで

「構造の絵が載っていませんね」

とのお話がありました。

たしかに出願時には載せていたのですが、
審査中に権利を取得するまで伏せようと考えて
そのまま忘れていました^^;


その特許権を取得した構造がこれです。


一般的な携帯電話に使用されるコンデンサマイクの改良型で
図中番号は以下を示します。

1 スペーサ
1w 防水構造
2 防水2次振動膜
3 バックアップリング
10 ケース
101 スペーサ
103 スペーサ
104 振動膜
105 絶縁リング
106 背極板
107 ホルダ
108 ICチップ
109 回路基板
110 電気的接続(背極板-IC)
111、112 電気的接続(IC-機器回路基板)

*百番代は一般的な構造を示しています。


基本的には2次振動膜構造を使用し、
振動膜と防水2次振動膜の間にバックアップリングを設定することで
大きな外圧から振動膜を守ることが出来ます。

そして外圧が通常圧に復帰すれば
元の機能に復帰することが出来る設定です。


・防水構造を持つスペーサ
・防水2次振動膜
・バックアップリング

この3つを旧来のコンデンサマイクに加えることで
大幅な防水性能の改善が可能になります。


このように
本防水マイク特許は
入り組んだものではなくシンプルです。
他の権利にも絡まないかと考えます。


携帯電話等で使われる場合の構造としては
こんな感じに。



13 Oリング
15 電子機器ケース
16 電子機器回路基板


メーカーの皆さん
是非ご検討をお願い致します^^>

0 件のコメント:

コメントを投稿