2017年2月8日水曜日

太陽系内で地球外生命体の可能性

地球外生命体といえば、
銀河系を離れ何万光年先の・・なんていうのが
アニメの世界をはじめとするイメージですが、
意外に近いところで
かなり高い確率で
地球外生命が確認出来そうになってきました。

以前に木星の衛星「エウロパ」の氷の下に
液状の水がある可能性の記事を紹介しましたが、
実は今のところ
氷の下の熱源が確認されておらず、
現時点では太陽系内生命体可能性の第一候補ではないようです。

では第一候補はというと
土星の衛星「エンケラドス」です。

このエンケラドスの内部に
海が存在する可能性が疑われ始めたのは、
土星探査機「カッシーニ」の調査データからでした。
周囲の温度からすれば
格段に暖かい水蒸気と氷の粒が
衛星表面の割れ目から
高度数百キロに達するまで吹き出していたのです。

そしてまた
この噴出している液体はアルカリ性であることが分り、
海水のような状況が期待されます。

更に衛星表面の平滑性(平ら)から
表面の氷の下には十分な液体の層が予想されています。
冷え切って固まっていれば
表面は月のように凸凹になるはずなのです。

NASAはまず
木星の衛星「エウロパ」をターゲットにした探査機を
2020年半ばに打ち上げ予定で、
「エンケラドス」探査衛星も続くでしょう。

ひじょうに楽しみな反面、
人類が対応出来ないようなウイルスとか
「開けなければ良かった」にならないことを
心から祈るのであります^^;


日経サイエンス 2017年2月号より
内容を抜粋してお伝えしました。

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