2016年2月3日水曜日

国際ナノテクノロジー展 2016

今年も行ってきました。
ますは雪にならなくて良かったですね^^


今回もNEDOさんブースからチェック。

確か昨年も出ていたと思うんですが
何故か目に留まったこのセンサー。


開発品は触覚センサーなんですが、
こちらの思惑としては「音波センサーにならないか」ですね。

この薄膜歪ゲージのセンシング能力が肝ですけど、
ちょっと現時点では特性出しが困難な感じかな。


次に気になっていた
ナノセルロースを配合したプラスチック。
昨年の感じでは製品化が進みそうな勢いでしたが、
今年は何やらトーンダウン。
担当の人にそのへんを聞いたところ
プラスチックとの混合がうまく行かないとのこと。
試作レベルでは作れる。
しかし量産のレベルに到達するのは
2,3年後になるのでは。
とのことでした。
期待して待っています^^>


お次はナノカーボンを球状に作成して
オイルの添加剤として配合。
高面圧下での低摩擦を実験にて確認済みとのこと。


但し既にDLCをコートしてある部品のフリクションに関しては
大きな効果が得られず、加えてまだコストが高い状況。

コストが下がれば、
旧車のエンジンにDLCコートしたかのような
低フリクションが実現しそう。
旧車持ちの皆さんはもう少し我慢が必要です^^


NEDOさんブースを離れ
掘り出し物を探していたら、
まずヤマハさんのブース発見。


こじんまりしていますが、
ナノテク大賞の独創賞を受賞☆
耐食性・耐熱性を高める表面処理技術を自社商品にこだわらず
広く展開したところが評価されたようです。
いい色を出してましたね。


そして最後に
凄い掘り出し物に出会いました。
産総研さんが出していた
「ダイアモンド量子センシングデバイス」
微弱な磁気の変動を正確に測定できる。
これは基本今のマイクロフォンの測定と同じですが、
地磁気の変動レベルを検出可能なんだそうです。


そんなに精密に測定できるなら
これまで空気中に置かなければいけなかった振動膜を
ゲル上に置いても検出可能なのではないか。と。
何故ゲル上かというと
これを水圧に耐えるマイクロフォン構造としたいからで、
音波で揺れて、水圧には振動膜の保護構造としたいんですよね。
イメージはNEDOさんの触覚デバイスです。

説明員さん曰く、
「この構造は今世界中で何を測れるのかというのがブームになってますが、
音をこの構造で検出しようとしてる人は居ないですよ。」
だそうで^^

現時点で測定器のサイズは大きいんですけど
この原理と検出性能は使える可能性が有ります☆


どうでしょう。
私と共に世界を変えたい企業様
いらっしゃいませんか^^?

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