2014年12月17日水曜日

褐色脂肪ダイエット

「脂肪を燃やす」
「脂肪を分解」
最近よくCMで耳にするキーワード。

これを食品で何とかしようなんて
個人的には甘い考えだと思うんです。

脂肪は筋肉と肝臓内にある糖質のグリコーゲンが使い切られて
初めて分解が始まるものだとずっと思っていましたから^^

でも、
自分の周囲の環境を変化させることで
人間が本来持つ機能を活用し
脂肪を燃やしやすくするという気になる記事が
日経サイエンス誌に掲載されていたので紹介します。

結論から言うと
「部屋の温度を下げることで脂肪の燃焼を促進し
脂肪の量を減らせる」というもの。

寒いところに居ると寒さに耐える為に脂肪が付く。
なんてことは無いらしいのです。


人間の体脂肪には「白色脂肪」と「褐色脂肪」の2つが以前から知られていて、

・白色脂肪はエネルギーを大きな油滴の形でとらえ、
 どちらかというと変化しづらいもの。(セルライトなんかですかね^^;)

・褐色細胞は多数の小さな油滴のほか、ミトコンドリアという分子構造を持ち
 この分子構造が油滴を燃やして熱に変換しやすいもの。


こうみるとダイエットには褐色脂肪優勢ですが、
大人になるまでほとんどが消失してしまうとのこと。

もともとは赤ちゃんが体温を調整するための機能として備わっているもののようで、
これまでは大人になるまで全て消失するものと考えられていました。


ところが近年、
大人にも褐色細胞が存在することが判明。
この褐色細胞を活性化する手段として
室温を下げるという手法が挙げられています。

18度の水が循環するコールドスーツを使用した実験では、
3時間で平常時に加え250カロリーの消費があったとのこと。
この数字は1ヶ月で約1kgのダイエットに匹敵するもので
これを継続すれば夢のエコ+ダイエットが実現です^^>

*ここで18度の意味は、ガタガタ震えて筋肉が使われることが無い温度。


まあまだ研究中のようですが、
お試しになるかたは風邪に気をつけてトライしてみてください♪

流行るかな^^;

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