Digg.comからのニュースピックアップ中に
なんとも今を象徴するような記事を発見しました。
注目サイトにも掲載していますが、
「中国の新幹線が時速483.2kmを記録」です☆
リニアモーターカーが不要になるぐらいのスピード。
妙に日本の新幹線に似てる気がして
どこが技術供与したのか気になって調べてみると、
やはり日本の川崎重工。
しかもこの技術供与をめぐっては少々トラブルな様子です。
この高速鉄道パクリ疑惑は
もともと川崎重工保有の特許を購入し使用しているので
見た目や性能が似てくるのは当たり前なんですが、
問題なのはこの契約内容でしょう。
「中国政府との契約では、供与した技術は中国国内でしか使用できず、
その技術を応用して作った製品を輸出することは出来ない」
読めば、そうなんですかという内容ですけど
一般にはあり得ない契約内容です。
「技術」とは常に開発され進歩するものであって
国内の技術が海外の技術に対してアドバンテージが出れば、
当然海外に対して技術を売りたいと考えるでしょう。
日本もそうして技術立国になったわけで、
守る立場とすればこの契約は当たり前な考えかも知れませんが、
金銭的な契約で技術供与した上に、開発した技術の国外使用がNGでは
破られるのが間違いない残念な契約ですよね。。
「日本は更に上を目指す」
こういう気持ちが感じられない記事でした。
そこにきて
中国高速鉄道のスピードレコード。
いや~もう完全に置いてかれてませんか。
中国に。
たしかに日本の製品は素晴らしいです。
しかし
この技術を構築した皆さんは
既にリタイアされてる方が殆ど。
色々なメーカーさんで技術的な仕事の経験がありますが、
最近のそれは昔の技術の使いまわしのように見えます。
「新しいことをやるのはお金がかかる」
まあだいたい何処でも会社が苦しいのを言い訳にして
新たな技術のトライを潰されてきました。
でも
トライしてきたからこそ今の日本があるのであって
世界一にチャレンジしたからこそ
世界に通用する技術を持てたのだと思います。
これまでは。
最近は
「どこかがやったら
うちもその技術を使えばいい」
的な考えがどこでも見られます。
リスクも少ないしそこそこ儲かるかもしれません。
しかしこれでは
どんどん技術力は衰退するばかり。
まあ、もうすでに衰退してるのは
関係者の皆様が身をもって理解してることと思いますが。。
完全に手遅れになる前に
なんとか立ち直れないかと思ってる人は
少なくないでしょう。
古(いにしえ)の技術を使いまわしてる場合では無いのです。
進めましょう。日本の技術を☆
2010年12月14日火曜日
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