2015年10月11日日曜日

CEATEC JAPAN 2015

今回は防水マイクの新構造ネタを調査しに行ってきました。


現在手持ちの静電容量変化を使ってのバックアップ構造では、
完全防水構造にした場合に問題が。。
内部の残留空気によって破壊されてしまいます。

携帯電話のように使用温度環境が広いと、
ケース内部に残った空気が膨張・収縮することによって
音波をセンシングするためにフローティング構造とされた膜構造に
その圧力がかかってしまうのです。

その圧力をキャンセルできる構造、
またはセンシング技術が必要です。

もともとは現状のマイク構造を利用して完全防水を達成する予定でしたが、
「現状の技術の延長線上には解決策は無い」と判断、
新構造を考案中です。

そしてその新しい構造に何が適するか
どんなセンシング技術がどのサイズで実現できているのかを見るには
展示会がいいんですよね^^


まずアルプスさん


スマートウォッチのリューズ用の技術展示でしたが、
大きな抵抗無く変移を出力出来る構造。
磁石であるNSのピッチもかなり詰められるとのこと。
これを何に使うかは秘密です^^


そしてこちらは水深100mまで耐えられる気圧計。
すでに市販されてるこれはサイズも含め興味をひかれますが、
マイク構造とは振動膜の固定方法が異なるそうで
気圧計だから圧力に耐えられているとのことでした。


ちょっと寄り道して
こちらは風量センサーを使用した行灯。


精度はあまり高くないものですが、
部屋に配置してエアコンの風が部屋のどのへんが流れてないとか
リアルタイムで確認できます。
そのセンサーを利用したこの行灯は
風が吹くと灯りがリアルに揺らぎます。
これはちょっと売れそうでした^^

またディスプレイ屋さんのBOE。
他のブースも8K、10Kのディスプレイを展示してましたけど
ここは見せ方が上手い☆
ほんと綺麗に見えました^^


写真は自販機等に適用予定の
半透明なディスプレイ。
いろいろ使い道がありそうです。

しかし、8Kで見る水中映像は酔います><


最後に映像はありませんがNBCメッシュテクさん。
こちらではミクロン単位で管理されたメッシュを提供。
皆さんのスマホのスピーカー、マイク部分を
やんわりと防水にしてくれてる影の立役者さんです。

新バックアップ構造に使えるか
いろいろお話聞かせて戴きました。

いいイメージがあるうちに
進めておきたいと思います^^

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