東日本大震災から4年。
なかなか進まない復興作業ですが
困ったことに
現在これを上回る災害が予測されています。
しかも南海トラフが起こす地震ではありません。
過去100年でM9以上の巨大地震が5回起こっていて、
その3年以内に周辺地域の火山が必ず噴火しています。
しかし、
現在日本では火山活動の活発化が報じられていますが
震災以降噴火は起こっていません。
これを例外と見るか、
エネルギーがさらに蓄積されて大きな噴火となるか
予測の判断が分かれるところです。
ここで紹介するのは後者の例、
日本列島を火山灰で半分以上多い尽くす
超巨大噴火「破局噴火」の予測です。
破局的な噴火と言われれば
富士山の噴火を想像する人がほとんどでしょう。
しかし、
日本で破局噴火を過去起こしている場所は関東東海地区ではなく
北海道、北日本と九州です。
これは「カルデラ」という地形に見ることができます。
カルデラは火山活動で生じた大きな凹地のことで
日本各地に見られますが、
過去数十万年に出来たカルデラは北海道、北日本と九州で、
その中で今最も要注意なのが九州
桜島周辺。
予想される最悪の事態は、
(1万年に1回発生ということを念頭に置いてください)
噴火開始後2時間で九州の大半が火砕流に呑み込まれ、
放出された莫大な量の火山灰は偏西風に乗って
本州と四国、更には北海道まで降り注ぐ。というもの。
大阪周辺まで降灰量は50cmとなり
日本が機能停止に追い込まれます。
これが海で発生すれば
大地震を伴う大津波となり
放出された火山灰で異常低温となる可能性もあります。
この最悪の事態は
残念ながら過去確実に発生していて
さらに残念なことに
ほとんどの地震学者がこの破局噴火の予知を
「十分な時間的余裕を持って高い精度で行うことは困難」
とみています。
私も南海トラフが起こす地震が日本最悪の事態と思っていました。
あまりに酷い災害予測ではありますが
万が一の対応方法を考えておいてみてはいかがでしょうか。
日経サイエンス4月号より抜粋してお伝えしました。
2015年3月11日水曜日
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