行って来ましたナノテク展。
実は事前にHP等で内容を先行チェックしていて
「今回はあまり興味そそられるもの無いかも」
なんて思ってたのですが、
行ってみると結局時間不足で見切れないという感じでした。
やっぱり先行開発物は面白いですね。
まずNEDOブース。
その1は事前に興味あった
「ナノハニカム絆創膏」
絆創膏に興味があるわけでは無く
この構造が面白そうかなーと。
3次元の穴構造を量産レベルで制御出来るとのこと。
この製造法が面白くて、
まず素材表面に水分を結露させ
その結露を雰囲気の加湿で成長させ
成長させた水球を揃えて材料を凝固させ
最後に水分を飛ばして完成。
「こんなに綺麗に揃うんだ」っていうのが正直な感想。
この構造を完全防水構造スマートフォン筺体の
内圧調整構造に使いたいな―なんて見てました。
撥水剤コートで耐水圧制御出来そうじゃないですか。
まー是非やってみたい。
やらせて欲しいですね^^
その2は
「高品質マグネシウム鍛造材」
言わずと知れた筺体部材です。
現在は自動車関連に売り込んでるとのことでしたが
日本のメーカーさんの要求品質が高くて
そこをクリアするのが現在の課題とのこと。
具体的には見た目の話しで
素材の耐久性よりは外観の防錆なんだそうです。
電子機器筺体ではもう一般的になってるだけに
自動車のライフでの保障の確率が必要なんでしょうけど
見た目は見た目。最終的には機能で判断して欲しいですね。
その3は
「大量生産可能となったナノファイバー」
これはゴールイメージが私も見えていませんが、
使い方で大きく成果を上げれそうな
そんな気がしますね。
断熱材とかじゃなく、導電性とか比強度を上手く使えないかなって感じです。
NEDOブースを離れ
うろうろしているところで出てきたこれ。
木陰をイメージした積水さんの「組立式日よけ」です。
手に持たせてもらったんですが「軽い」です。
輻射熱を少なくする設計らしく、
今年の夏はこの日よけとミストの組み合わせで完璧でしょう。
積雪にも強いって言ってましたので
役所の皆さんチェック必要ですよー
樹脂系では
東レさんの「ナノアロイ」ですかね。
数年前から衝撃吸収のプラスチック開発は知ってましたが
実用され始めたようです。
もう最近の車はフロントエンドが樹脂バルクヘッド化されているので
この材料って衝突性能クリアの切り札とかになりそうな気もします。
株買っておくようかな^^
最後に3Dプリンタ。
前回金属3Dプリンタが既に量産ターボに採用されていて驚きましたが、
今回ドイツの3Dプリンタを販売していた商社さんによれば
「この機械で航空機用ターボプロップエンジンのブレードを量産している」とのこと。
そこって絶対壊れちゃいけないとこですよ。
当然最終的に熱処理は必要とのことですが、
靭性が少々劣る程度まで来ているようです。
航空機の主翼構造部品でのコストダウン例も出ていました。
中空の構造を実用レベルで作れる。
あとはお値段なんでしょうねー
製造時間はかかるでしょうから。
まーもっとたくさんあったんですが
印象深かったのと個人的にメモを残したいのはこのぐらいですね。
それにしても今年は雪の中凄い人でした。
景気いい。んですかね^^
日本のソフトウェアの品質が低すぎる理由とは?
8 時間前
0 件のコメント:
コメントを投稿