今、かなりの危機感を持って伝えられる
エボラ患者の隔離と治療。
ここで感染が拡大すると
人類として大きなダメージを受けるとの警告も出ています。
では、このエボラ出血熱とはどんな病気なのか。
この病気にかかると
2~30日(おおよそ7日)の潜伏期間後に
発熱と寒気、筋肉痛と風邪のような症状が出てきます。
そしてウイルスが全身の細胞を乗っ取って複製を始めると、
肝臓や肺、脾臓、血管から出血の症状が出て
多くの患者は昏睡状態になるといいます。
中央アフリカと西アフリカで発生した過去の感染では
感染者の90%が死亡><
感染経路は
患者の血液・分泌物・排泄物・唾液等による飛沫感染。
基本的に空気感染はしないと言われていて
傷口や粘膜にウイルスが入り込まない様注意が必要です。
治療法はというと、、
なんと一般的に使える有効な治療法がありません。
エボラにかかって回復した患者が持つ抗体を
輸血・血清という方法で投与するのみ。
なんとも絶望的です。
しかし、ちょっと出遅れ感ありますが、
現在動物実験で効果を確認されている治療法があります。
これがRNA医薬。
RNAはDNA、たんぱく質と並ぶ
細胞の重要要素。
ですがこれまでDNAとタンパク質の陰に隠れる存在でした。
RNAはタンパク質を作る際にDNAの情報を伝達する
いわば連絡員。
この連絡員に特殊な仕事をさせることで
エボラウイルス自身の複製に不可欠な
タンパク質の生成を阻害出来るようにしたわけです。
この治療薬はサルでの完治率100%!(完治30日後生存)
もう臨床試験として使われてるかもしれませんが、
この治療薬が認可されて我々も使えるようにならないと、
本気で人類の危機です。
とりあえず我々が出来ることは
手洗いと、くしゃみ咳してる人の前ではマスクかな^^;
日経サイエンス10月号より抜粋してお伝えしました。
追記:
なんと富士フィルム製造の「アビガン錠」がこれにあたるようですね。
富士フィルムさん素晴らしい☆
人類の危機を救うヒーローになること間違いなしです^^
2014年10月19日日曜日
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