2010年8月25日水曜日

グリーンパーク不忘

さて、忘れないうちに
宮城帰省釣行第二弾です。

当初は蔵王フォレストスプリングスさんに
お邪魔する予定でしたが、事前情報を入手する中で
「グリーンパーク不忘(フボウ)」さんが浮上。
帰り道に午前中だけ楽しんで来ました^^

東北自動車道の白石ICから約40分
のどかな牧草地風景の中に不忘さんはあります。


ポンドは少々小さめですが2つあり、
施設の充実感と広々感はミニ那須白河FSって感じ。
家族連れで楽しめるBBQ、魚手づかみ、レストラン
等の施設も充実しています。

朝6時半に受付を済ませ
早速開始。

まずは小さめの1号池からスタートです。

ライズもあり、魚の活性は上々な感じなのですが
ミノー・クランク・スティックと
手持ちのエース級を投入しても反応無し><

水温は20度
関東の1ヶ月前と同等な感じなんですが・・・

そうなるとマイクロスプーンかな~
ということで投入した茶ピンクラメの1gにヒット!!!
20センチぐらいの子マスです。

池を回りながら探りましたが
今ひとつ反応が悪いので2号池へ。
大きめの流れ出しから池中央を狙います。

ここが第一のヒットポイントでした。

流れの中にやる気のある魚がたまっていたようで
足元とかでも食ってきます。
クランクやミノーも試しましたがやっぱりスプーン。
30オーバーぐらいのニジが楽しませてくれました。


流れ出しで釣っている最中
対岸の止水エリアでライズが目に入り、
食いが止まったタイミングで対岸へ。

小さめの流れ出しの先が第二のヒットポイントでした。

ここでのヒットルアーは
スリムスイマー黄カモ。
サイズを変えてのローテーションで
飽きない程度に食ってきてくれました。

スリムスイマーでもその他のカラーではNG。
茶ピンクラメカラーも多少仕事しましたが
黄カモカラーには勝てませんでした。

このポイントで40センチぐらいのニジが来てくれましたが
ちょっと目をやられてる感じだったので写真は無しです。


ちょうど来た寒気の影響で気温も23度ぐらいと快適。
釣果も順調にあった状況も10時半で終了。

周りを見渡しても誰も釣れてません><


再び一号池にトライしましたが
ノーフィッシュ。

日中はやっぱりダメなのか~
と思いながら竿をたたみ
規定の11時半に終了。


秋とかBBQと合わせてかなり楽しめそうな
グリーンパーク不忘さんでした☆

2010年8月20日金曜日

澄川

最近かなり暑い日が続いていたので
関東地区での釣りは諦めていましたが、
先日実家に帰省した際に
宮城の釣り場をチェックしてきました^^

まずは澄川。

この川は宮城県南部の渓流で
スキーや樹氷で有名な「蔵王」エコーラインの脇を流れています。
県内では有名な渓流。

なので、最初の計画では
この澄川に合流する濁川に入る予定でした。

朝6時ごろ
濁川周辺に到着したのですが、
林道から川に降りるルートが全く見つからず><
林道を20分走行した後に到着した濁川を越える橋では、
川に入れそうな感じでしたが
そこには旅館。
しかもすぐ下流は滝。
川ははるか彼方です。

でも濁川は確かに濁ってましたね^^
上流になにかあるのかしら。


というわけで濁川を諦め澄川へ。
しかしこちらも道路からはかなり遠い感じです。

と、ここで「澄川自然探索路」なるものを発見。

川はかなり遠そうですが
間違いなく川まで続いていると判断。
駐車スペースに車を停め
準備をして探索路を進行します。

10分以上下りた辺りで
「帰りが大変」と思いつつも
目的に向かって突き進みます。

そしてやっと到着。
澄川ご対面です!!!
この時点で7時30分。


早速ルアーロッドを準備しキャスト。
まずは渓流で定番のスピナーを投入。

すると
なにやら良型のイワナがチェイス!
期待が膨らみます。

しかしチェイスは2投目まで。
自然渓流では魚の目も厳しい><

その後もチェイスはあるもののバイトに至らず。
日が高くなって魚も出なくなった10時に引き上げました。

水温を計ると18度。
渓流にしては少し高いような気もします。
これも魚の食いに影響しているのかもしれません。


実際宮城県内も例年以上に暑い日が続いていました。
関東はもっと酷かったようですが・・・


帰りは予想通りの登山ルート。
渓流を歩き回った脚が悲鳴を上げます。
遭難しそうになりながら車に到着。
車のエアコンで生き返りながら帰宅しました。


結果はボウズでしたが
一応今回は調査がメインということで^^;

次回(来年?)はきちんと準備して
早朝から入渓しようと思います☆

2010年8月10日火曜日

設計力

「日本には世界に先駆けた技術がある」
と言われます。

しかし、
これまで国内の大手自動車メーカーや大手電機メーカー
大手重工メーカーの開発部門で働いた印象では、
残念ながらそれも過去のように感じます。


私が20年前に設計を学んだのは
大手自動車メーカーさんでした。

数多くの部品を組み合わせて人命を乗せ
様々な場所で使用される自動車は
設計の内容も厳しいもので、
「最悪の組み合わせでも性能をクリアすること」
が上司の口癖でした。


では「最悪」とは何か。

ここを見極めるのが設計者の仕事です。
・使用環境
・部品の組み合わせ
・ユーザーの操作
等の最悪な条件に対して
開発部品が正常に機能するように仕様を設定します。

たとえば自動車なら、
・アラスカの冬にエンジン始動後アクセル全開で走行
・外気温40度でアクセル全開の連続走行
・ハンドルやレバーを力任せに回しても壊れない
・部品のバラつき範囲(公差)で規定性能を下回らない
などです。

この「最悪」の条件設定が外れていると
市場に出た製品は問題が発覚し
「不良品」と呼ばれることになります。
自動車では不良品は人命に直結します。

これまでの日本は、この
「最悪」の見極めに優れていたと言えます。
これまでは。


実は最初に開発設計を教わった自動車メーカーさんに
10年後、再度派遣社員として勤務する機会がありました。

そこで驚いたのは
「設計部門で公差設計をしていない」現実です。

公差設計は、私がその自動車メーカーさんで
一番時間を費やして学んだ技術でした。


使用環境等の設定はあまり変化しませんが、
構造を考えたり、強度計算をしたり、評価計画を立てたり、
部品の手配をしたりと同様に
公差設計は毎回必須のはず。

いつの間に消滅してしまったのか・・・


製造技術が向上したとはいえ、
製作される部品には全てバラつきがあります。
そのバラつきを公差として許容し、
製品として成立させる公差の設定は重要です。

この公差設定を無視した場合、
「最悪」の組み合わせでは
・組み立たない
・性能が出ない
等の問題が出ます。


では何故いま製品として出来ているのか。

それは生産技術側で寸法を
「すり合わせて」いるからです。


設計から生産側には物理的に無理な要求も出ます。
そんな理不尽をマンパワーで解決しているのが現状。
しかも
このすり合わせ作業は莫大な「手間」を要します。
公差が決まっていれば1回で終わるはずの作業なのに。

これは傍からみていてかなり残念な状況です。

設計側に「それ設計ミスですよ」と指摘したこともありますが、
プライドの高い大手企業の設計担当者は
だいたいノーリアクションでしたね。

「黙って言うとおりやれ」なんて
ゴリ押ししてくる某T自動車の係長もいました。


しかし、実はこれは現在日本の
全ての工業製品に当てはまる状況です。
電機・携帯メーカーでも同様でした・・・


「結果出来てるならいいじゃない」
と言われる方も居るかもしれません。

しかし、この結果しか無い状況では
トラブルが発生した時に問題にたどり着くまで
時間がかかります。
何処がどうなってるのか判らないわけですから。

しかも、次の似たような新型でも
一からすりあわせ。
毎回設計の意図に関係なく数値は変化します。

それに一番問題なのは、
仕様が不明確だと性能を上げる方向性が見えません。


設計とは製品の仕様を決める作業です。
設計者は周囲の状況を把握し
方向性を見出さねばなりません。


たとえば

今あなたはどこかに立っています。
周りは霧で見えません。
どちらに踏み出せば目的の方向に行けるでしょうか。

それは霧が晴れてみなければ、
更にはその先の目的を知らなければ
動けないでしょう。
立つことは出来ても。

しかも

今立っている場所は
先人達が導いてくれた場所です。
自ら目的を持って探し当てて
そこに立っている人は少ないでしょう。


今の日本の工業製品の多くは
足元を行ったり来たりしてるように見えます。


本当に必要なものはそれですか?
違いますよね。

我々はもう一度
自らの立ち位置を確認し
進むべき方向を見定める必要があります。
先輩の技術を使い廻している場合ではありません。


しかし、
当然この状況に危機を感じている方もたくさん居ます。

公差設計を指導して戴ける
プラーナーさんのセミナー(講習会)に参加した際には
志の高い企業の皆さんといい時間を共有出来ました。

昔の日本にあって今の日本に無いもの。
これを取り戻すことが日本の技術力・設計力に重要です。
海外のメーカーは確実に力をつけてきていますしね。


私が製品化したいと考えている高度防水携帯も
この「公差設計」が必須。



忘れ物を取り戻して
なるべく幸せな未来に向かいたいと思う
今日この頃であります☆

2010年8月5日木曜日

高度防水携帯の技術⑥

そして今回は電池部です。

本音を言えば、
「交換できなくてもいいじゃないですか~」
という感じです。

電池交換を成立させるために
コストもサイズもアップします。
防水構造ならなおさらです。

ここを割り切ったアップルさんの商品は
価格的にもサイズ的にも魅力的なものになってますよね♪

交換式の電池接点は
落下時等に「瞬間断線」的な現象が起きて、
これが結構システムトラブルの元にもなります。

なので
電池が切れたときは外部電源に接続する。と。

そのために「技術①」で紹介した防水コネクタを
用意したわけです。


しかし、
日本のキャリア様の規格では
電池が交換出来ることが基本のようなので
こんなものを考えました。


<特開2009-259718>画像はIPDLよりキャプチャ
防水コネクタもそうですが、
「端子が濡れた状況でも装着、交換可能」
が基本コンセプトです。

逃げ場の無い大雨の中、
電池切れで通信不能になっても
その状況下で電池が交換可能です。

「蓋を開けたら非防水」
「端子が乾燥してから装着」
では、
一刻を争う緊急時に使い物になりません。

そこでこの特許では
1.端子同士の電極間防水をまず行い
2.その状況を保ちつつスライドさせて電極を接触
3.本体側端子軸を回転させ電池を格納
という3段階の動作を設定しました。

先に電極間防水をすることでショートを防ぎ、
本体と電池電極とのシール構造を
実績のあるOリングタイプとすることで、
安全性と信頼性を獲得します。

当然、電池が組み付く前の状態でも
防水構造を維持しています。


前の会社で私の名前で出願した特許の中では
この特許だけが「審査請求」されてましたね♪

知財部の担当者が妙に乗り気だったのを覚えています。


カード部を含む電池部は
もっと様々なトライをしていたんですが、
公開特許になってませんので
残念ながらここではご紹介できません。

一応全ての開発ドキュメントは纏めてきましたので、
そのうち形になって出てくるといいんですけど
やっぱり無理かも・・・


私は当時社内でかなり浮いてましたからね~
勝手に目標立てて暴走。
賛同者も少なく、共同開発者もおらず。
という残念な感じでした^^;

しかし、
「世界初」を成し遂げるには「信念」が必要です。
誰かに言われて出来るもんじゃないですよね☆

2010年8月3日火曜日

防水Xacti

先日、
3年ほど使用した防水Xactiが死亡。


一応防水事情を知る者として
使用時はなるべく水に着けないよう心がけてきました。

ですが、
今年ついつい釣り場で水中撮影などトライした
数週間後にマイクが機能しなくなり、
「まあこんなもんか」と思っていたら
その後1ヶ月で電源が入らなくなり。。。

可動画面の動作で電源が落ち、
その後は電池を一度外さないと起動しないため
この周辺のセンサー異常かな~と
ちょっとチェックしてみたところ、
なにやらフレキ(*)がやられてる感じ^^;
(*)本体と画面を繋ぐフレキシブルケーブル

「この取り回しは無いでしょう~」と思いながら
一抹の期待を込めてフレキを大きく動かしてみました。

しかし結果は悪いほうに・・・

その後は電源が入りませんでした><

「フレキ出してくれれば直るのにな~」
と思いつつも、
パッキン付きのフレキを組み立てるのは
容易じゃないことを思い出しまして、
迷わず最近出た新型防水Xactiを購入☆


アウトドアで全天候の使用がメインですので
今回ももれなく防水モデルです^^>

新型は良くも悪くも使い勝手が変わっていて
慣れるまでなんともいえない感じ。

とりあえず、
キーのクリック感の無さはひどいですね~
厚みが3mm増えて、価格が2000円上がってもいいから
ここは改善して欲しいところですな。

なんて思っていたら
SANYOブランド終了のお知らせ。。。

これも急いで作ったからなのか、
パナソニックブランドに防水Xactiは残るのか、
いろいろとまた考える今日この頃であります^^