みんな誰もが毎日眠ります。
眠らない人はいないでしょう。
私、そして動物、魚はもちろん
クラゲや線虫まで眠ります。
人間はまだいいにしても
野生の動物にしてみればかなり危険を伴う睡眠。
しかしそれでも我々は眠るわけです。
必ずそれに見合った対価があるはず。
でもこの睡眠の対価は諸説言われていますが
今だはっきりとは解明されていません。
睡眠時間は6時間がいいとか
寝すぎは身体に悪いとか
まだ都市伝説レベルなわけです。
そんな最近、
やっと「眠気の正体」が見えてきました。
起きている時間が長くなるにつれて増していき、
眠ると解消する眠気。
その正体は脳にある80種類のたんぱく質、
これのリン酸化が関係してるというのもの。
たんぱく質のリン酸化が進むと睡眠状態に入り
睡眠が終了するとリン酸化も元に戻る。
この80種類のたんぱく質のほとんどがシナプスにあることから、
記憶の処理のためシナプスの結合を一時的に緩め
睡眠状態に入り、記憶の処理をしているのではないかと
現在は考えられています。
つまり、
やっと眠りに関する
具体的な変化を見つけることができる。
そんなところにまだ我々は居るわけです。
睡眠の解明はまだまだ長い道のりのようです。
<日経サイエンス2019年6月号より抜粋してお届けしました>
2019年5月24日金曜日
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