最初に利根川に来たのはこの時期でした。
当時結構たくさん釣れたんですが、
サイズは30センチ前後。
そうです。ハイシーズンはサイズダウンの季節。
最近は数も釣れないので
かなり厳しい時期でもあります。
<第1週>
いろいろ行事ありピンポイントでの参戦です。
水温21度。
みんなスポーニングに入ったかなってぐらい反応無く、
シャローエリア、流れの中とノーリアクション。
でも最後にとりあえず来てみた止水エリアで、
ラージ狙いのスイミング系ルアーが
ブレイク周辺で重くなります!
反射的にアワセ!
ラインの先には生命反応!魚です☆
小さいのが来ると思ってたのに
なかなか上がってこない感はまーまーサイズ。
重さはそうでもないけどよく引きます^^
じっくり弱らせたところでキャッチ♪
35センチのナイスミドルでした。
そしてまさかの展開。
なかなか連発しない利根川で
アングル変えて一応投げた同じスイミングルアーが
またしても仕事をします♪
今度は着底後の巻き始めにグンと☆
こちらもナイスミドルサイズで
十分楽しませてもらいキャッチ^^
同じ魚?って思うぐらい
サイズ揃った子たちでした。
この後はここでは何も起こらず、
流れのあるポイントでちびっこ追加して終了でした。
<第2週>
今週は午前中に用事あり午後から。
水温20度。
ヘラ釣りのおじさんは好調とのこと。
でもこの時期はあまり期待できないので平常心で開始します。
4月好調のスイミング系から入りますがノーリアクション。
シャッド系ワームのジグヘッドも反応無く、
最終兵器のノーシンカー攻め。
チョンチョンと引いてくると
ブレイク付近でアタリが!
しかしなかなか掛かりません。。
サイズ変えたり色変えたり、針を変えたりしながら
やっとフッキング☆
よく泳ぐけどやっぱり軽い25サイズ☆
ここから同じパターンで2匹追加。
もう釣れないかな~なんて思いながら投げた流れの無いエリアで
ツーっと竿先が持っていかれます!
25サイズイメージでアワセを入れると
ドン!!「重い!!」
かなりのナイスサイズ。
なかなか上がってきません。
障害物に潜ろうとするところをロッドワークで交わします。
実はそろそろもう大きいのは釣れないから
ラインサイズ落として
竿も軟いのにしようと思ってたけど
今週は面倒なのでそのまま来てました。
これが功を奏します^^
ロッドのバットパワーで水面に口を出させ
弱ったところでキャッチ☆
素晴らしい引きで楽しませてくれたのは
40センチ、オスかな?
これで終わりと思いきや
別ポイントで35センチ追加。
今週は出来すぎでした^^
<第3週>
水温18度。
奴らがやってきました。
先週から一転、反応が無い中釣りをしていると、
1匹のハクレンがジャンプ。
それにつられて3匹、10匹、20匹と。。
最終的には確実に100匹以上居るだろうということを想像させるジャンプショー。
そして大波。
産卵でハクレンが来ちゃうと
他の魚も含め釣れないんですよね><
そんななか、ちびっこ1匹仕留めて終了でした^^;
<第4週>
水温21度。
ダメだと思いつつも来てみました。
流れのある定番スポットから攻めますが
全く反応無し。
試しにスプーンでそのポイントを通すと、
ん?根掛り??
しかしその根掛かりが動き出します。
ハクレンヒット。。
しかしハクレン用タックルではない5ポンドに掛かってくれたので
凄い勢いでラインが出て行きます。
ラインを全部持っていかれそうになったので
強制的に切りました。。
エーススプーン持っていかれました><
流れのあるところはハクレンが陣取ってるようなので
流れのないところでエビを模してノーシンカーをゆっくり流します。
「これでダメなら今日は終了かな」
なんて思ってたら、
ピックアップ直前ぐらいでラインが引き込まれます☆
アワセてみると思ったよりいいサイズ^^
この難しい時期に釣れてきてくれたのは
35センチのクオリティフィッシュでした♪
しかしその後は沈黙。
ポイント変えて
こんなビックリするぐらいのちびっ子釣れて終了でした。
でも今年の5月は
まあまあ良かったかもしれません^^
2016年5月9日月曜日
2016年5月6日金曜日
ゲノム医療の今
遺伝子構造を読み解くゲノム解析といえば
クローンとか遺伝子組み換え食品などがニュースになりましたが、
医療の面でこれまで難病とされた
遺伝性疾患の治療を可能と出来るような成果が出てきています。
アメリカ
ペンシルバニア州の宗教的閉鎖地区(アーミッシュ)で
脳障害と思われる4歳の子供が
この地区にありゲノム関連の知見がある
「特別子どもクリニック」の診断を受けました。
この子どもは病弱で周りに感心がなく
すっと床に横たわったまま。
目はうつろで焦点が定まらず、音にも反応しませんでした。
そして時折、
身体を激しく震わせながら声をあげるという状態。
クリニックはこの子どもの血液を調べ、
障害の原因として
MTHFR(メチレンテトラヒドロ葉酸還元酵素)
という酵素の欠損による異常を確認します。
この酵素は
脳などの組織の発達に不可欠なメチル基(CH3)を
科学的に供給する要で、
この酵素を持たないこの子どもは
深刻な神経障害に苦しんでいました。
クリニックはこの症状に
別の供給経路を使ってメチル基を供給できる
ベタインという治療サプリメントを使って対応。
数週間後には光と音を認識てきるところまで回復しました。
その後確認された他の患者にもはっきりとした変化が現れました。
しかし
この子どものように成長してからベタインを摂取し始めた患者は
幼少期の発育不全による恒久的な障害が残ってしまいました。
脳の緻密な神経ネットワークは
そのわずかな期間に作られ、その後の精神活動の基盤となります。
この期間を過ぎてしまうと
大きな障害が残ることが明らかになりました。
この治療と平行で行われたこの地区の遺伝子検査の結果、
健康な居住者の30%にMTHFRの遺伝子異常があることが解り、
彼らの子どもの50人に1人が
MTHFR欠損症を持って産まれてくることになります。
これまでこの子ども達は悲しみの中
ひっそりと死んでいっていました。
早期治療の重要性が明らかになって
すぐに全ての新生児に対する検査が実施されます。
ここでMTHFR欠損症と診断された子どもは
なんと最初の4歳の子どもの妹(生後2週間)でした。
すぐにベタインによる治療を開始し、
現在この子は12歳。
成績優秀で心優しくスポーツも得意な元気な子どもに成長。
早期治療の重要さを証明しています。
また子どもの急激な運動能力の退行が起きる
GA1(グルタル酸血症1型)という遺伝子疾患は
これまで多くが脳性麻痺と判断され、
医療システムがあまりにも高額で徹底したものでもないため
自分の子どもが謎の脳疾患に苦しむのを見て
ただ苦悩するしかなかったのですが、
90年代後半には
このGA1の原因となる特異的な遺伝子変異を発見したことで
低コストで迅速な分子検査が可能になり、
発病前に患者を特定し積極的に治療を行うことで
2011年には脳障害が生じる例がなくなるまでとなっています。
アメリカ
ペンシルバニア州メイナイトの居住地区で多く発症がみられる
MSUD(メープルシロップ尿症)
危険な病気で
ゲノム治療が行われるまでは
患者の39%が幼少期に命を落とし
生き延びた子どももほとんどは重い障害が残りました。
しかしゲノム医療対応によって新生児からのスクリーニングを行い
濾紙による安価な化学検査法
毒素を下げるための優れた在宅静脈栄養剤
脳内での化学物質バランスを最適化する調合乳
これらの精度を年々向上させた結果、
患者入院期間は7日から0.1日に。
患者にかかる費用は98%の削減が出来ています。
今後もゲノム医療の適用で
「効果の無い治療に高額を支払う」ような
苦痛を伴う酷い状況は改善され、
医療のあるべき姿へ向かうことに期待します。
<日経サイエンス 2016年4月号より抜粋してお伝えしました>
クローンとか遺伝子組み換え食品などがニュースになりましたが、
医療の面でこれまで難病とされた
遺伝性疾患の治療を可能と出来るような成果が出てきています。
アメリカ
ペンシルバニア州の宗教的閉鎖地区(アーミッシュ)で
脳障害と思われる4歳の子供が
この地区にありゲノム関連の知見がある
「特別子どもクリニック」の診断を受けました。
この子どもは病弱で周りに感心がなく
すっと床に横たわったまま。
目はうつろで焦点が定まらず、音にも反応しませんでした。
そして時折、
身体を激しく震わせながら声をあげるという状態。
クリニックはこの子どもの血液を調べ、
障害の原因として
MTHFR(メチレンテトラヒドロ葉酸還元酵素)
という酵素の欠損による異常を確認します。
この酵素は
脳などの組織の発達に不可欠なメチル基(CH3)を
科学的に供給する要で、
この酵素を持たないこの子どもは
深刻な神経障害に苦しんでいました。
クリニックはこの症状に
別の供給経路を使ってメチル基を供給できる
ベタインという治療サプリメントを使って対応。
数週間後には光と音を認識てきるところまで回復しました。
その後確認された他の患者にもはっきりとした変化が現れました。
しかし
この子どものように成長してからベタインを摂取し始めた患者は
幼少期の発育不全による恒久的な障害が残ってしまいました。
脳の緻密な神経ネットワークは
そのわずかな期間に作られ、その後の精神活動の基盤となります。
この期間を過ぎてしまうと
大きな障害が残ることが明らかになりました。
この治療と平行で行われたこの地区の遺伝子検査の結果、
健康な居住者の30%にMTHFRの遺伝子異常があることが解り、
彼らの子どもの50人に1人が
MTHFR欠損症を持って産まれてくることになります。
これまでこの子ども達は悲しみの中
ひっそりと死んでいっていました。
早期治療の重要性が明らかになって
すぐに全ての新生児に対する検査が実施されます。
ここでMTHFR欠損症と診断された子どもは
なんと最初の4歳の子どもの妹(生後2週間)でした。
すぐにベタインによる治療を開始し、
現在この子は12歳。
成績優秀で心優しくスポーツも得意な元気な子どもに成長。
早期治療の重要さを証明しています。
また子どもの急激な運動能力の退行が起きる
GA1(グルタル酸血症1型)という遺伝子疾患は
これまで多くが脳性麻痺と判断され、
医療システムがあまりにも高額で徹底したものでもないため
自分の子どもが謎の脳疾患に苦しむのを見て
ただ苦悩するしかなかったのですが、
90年代後半には
このGA1の原因となる特異的な遺伝子変異を発見したことで
低コストで迅速な分子検査が可能になり、
発病前に患者を特定し積極的に治療を行うことで
2011年には脳障害が生じる例がなくなるまでとなっています。
アメリカ
ペンシルバニア州メイナイトの居住地区で多く発症がみられる
MSUD(メープルシロップ尿症)
危険な病気で
ゲノム治療が行われるまでは
患者の39%が幼少期に命を落とし
生き延びた子どももほとんどは重い障害が残りました。
しかしゲノム医療対応によって新生児からのスクリーニングを行い
濾紙による安価な化学検査法
毒素を下げるための優れた在宅静脈栄養剤
脳内での化学物質バランスを最適化する調合乳
これらの精度を年々向上させた結果、
患者入院期間は7日から0.1日に。
患者にかかる費用は98%の削減が出来ています。
今後もゲノム医療の適用で
「効果の無い治療に高額を支払う」ような
苦痛を伴う酷い状況は改善され、
医療のあるべき姿へ向かうことに期待します。
<日経サイエンス 2016年4月号より抜粋してお伝えしました>
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