ガンダムのサイコミュ、攻殻機動隊の義体化と
脳波で自らの体以外のものを動かすという超能力的な技術は
私たちにはずっと夢だったのかも知れません。
この技術、今どこまで進んでるかご存じでしょうか。
私も数年前に科学雑誌で見た
動物の脳に電極を刺して特定の行動を抑えるとか、
法律を無視した研究者の方が人間の脳に電極を刺して
また特定の脳障害の治療を先行でおこなってるとか。
まあそんなレベルだとばかり思ってました。
しかし、現実はもっとアニメに近付いてます。
アメリカ
ノースカロライナ州ダーラムのデューク大学と
日本の京都大学で、
直立2本足歩行出来るように訓練した猿から
歩行時の脳波を測定し、
その脳波を用いて
歩行ロボットを動かす実験をしていたそうです。
最初は人の支えがないと動かなかった歩行ロボットですが、
実験が進むにつれて猿の脳に由来する指令に応じて
自律的に動き出すようになりました。
しかもここでは終わりません。
この実験中
歩行中の猿にロボットの映像を見せていたところ、
猿自身が歩行を止めても
猿の脳波だけで
歩行ロボットを歩かせることが出来るようになったと☆
アニメの世界そのままですよ。
脳波でマシンをコントロール♪
どうしてこんなことが急に出来るようになったかというと、
脳に組み込む電極の構造に理由があります。
これまでの単極ではなく、
髪の毛レベルの電極を格子状に組み
脳波を3次元的に捕えることが可能になったことが
この劇的な進歩に繋がっているようです。
人間に適用される日が来るかもしれませんが、
本当に電脳硬化症とか出そうな気もしますね。。
さて
人間はどこまで行くんでしょうか^^
日経サイエンス誌 2012年12月号から紹介させていただきました。
2012年12月3日月曜日
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