2010年2月19日金曜日

国際ナノテクノロジー展

招待状が来たので、お台場まで行ってきました^^

でも、結果から言えば、

私が注目していた炭素系機械素材やディスプレイ技術は 
この一年であまり進歩してないなあ・・という感じです。 

不景気で予算も削られたんでしょうが、 
去年とほぼ変わらない性能のものが多かったのが 
非常に残念でしたね~ 

そんな中でも気になるものは数点ありました。 


①鍛造用マグネシウム素材 

なかなか聞きなれないかもしれませんが、 
最近の携帯電話やパソコンに無くてはならない材料です。 
これまで加工しづらい材料だったので 
製品単価を押し上げてたこの子が使いやすくなりますよ。とのこと。 

でも、まだ材料自体のお値段が高いそうで 
アルミのように出回ればいろんなところに使われるかもしれませんね。 


②モノトラン・フィルム 

これは製品名なので誰が聞いても?だと思います^^ 

水槽などに空気を吹き込む「ブクブク」の進化版。 
ナノサイズ(分子サイズレベル)の穴から空気を出すので 
水中に酸素が溶け込みやすいとのこと。 

韓国のエビ養殖場では水槽内のエビ死亡率が20%ダウンだそうで、 
日本の水産業への展開を狙ってました。 

最近行ってる釣り堀も、夏は酸素濃度不足で困るかもなので 
オーナー用に資料を持ってきました♪ 


③単結晶タービンブレード 

飛行機のエンジンに使用される「タービンブレード」 
これが1個壊れて、飛行機が落ちたこともある(!)超重要部品です。 

この部品の強度を上げる為に、 
普通は多数の結晶から構成される金属を単結晶にしてます。 
ニワトリを卵に戻すような作業^^; 
確かに結晶と結晶の間から破損が始まるのが普通なので 
理には叶ってるのですが、もう現実採用されるとのことで驚きです。 


ほんとうは自由に曲げられるディスプレイとか見たかったんですが、 
このあたりはかなり厳しいようですね~ 

来年に期待しましょう☆

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