2009年11月2日月曜日

「エンジンの吸排気構造」特許出願

手持ち最終案件の3件目を今、出願しました☆

今回は自動車用4サイクルエンジンの出力特性向上アイテムです。
まだまだガソリンエンジンの需要はありそうですから、一応出願しておこうということで・・・


特許適用の効果としては、
吸気通路、または排気通路に「開閉バルブ」の追加で

1.低回転時のトルクアップ
2.出力トルクの谷

の大幅改善が可能です。


これまで自動車等に使用される4サイクルエンジンは、吸気行程でシリンダ内をピストンが下降して発生する、吸気通路内における空気の「慣性力」と、吸気バルブ閉じ後、吸気通路内に発生する「脈動」という現象をコントロールすることで、使用目的に合ったエンジン特性を獲得してきました。

しかしこの方法では、狙い回転数にピーク特性を合わせると、その他の回転数では出力特性が悪化するというような、ダッチロール現象があったんですよね~

これを改善するために、吸気通路内にリードバルブを設置した特許もありましたが、低回転域では効果あるものの、中高回転ではリードバルブの通路抵抗でまったく出力が出ない結果となっていました。


そこで、今回出願した特許では
この「リードバルブ」を「ロータリーバルブ」に置き換えて
開閉を電子制御としてみました^^
(下図No.15です)

毎回の吸気バルブ開閉に合わせ、ロータリーバルブを開閉します。

モーターのコントロールスピードが不安ですが
最近の電子機器性能向上は素晴らしいものがありますし~

下図のようなレイアウトにして吸気系の出力設計を高回転側に合わせちゃえば
制御が苦しい高回転域はバルブを全開で止めればいいのではないかと☆

このロータリーバルブを排気側にも付けてあげれば、排気効率も全回転域で格段に向上すると思うんですよね。

まあ、バルブとその機構が排気熱にもてばの話ですが^^;

公開特許の中に類似は無かったんですが、友人がこのての会社勤務でかなり特許を出してるようなので、ちょっと探り入れてから審査請求に進もうという感じです♪

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