何故に?という感じですよね。
温暖化のはずなのに
ヨーロッパやアメリカでは大寒波が襲い
これまでにない被害が出ています。
日本でも温暖化とは程遠い冬の寒さ。
これはやっぱり太陽の活動が低下して
地球は「寒冷化」に向かうのか??という感じですが、
実際のところは少々違うようです。
この異常気象の原因は
上空の「ジェット気流」の蛇行によるものとのこと。
この蛇行によって
安定していた北極の空気が流入した結果として
この異常気象になっているようです。
当然ジェット気流の蛇行で寒くなるところもあれば、
その逆で
季節外れの暖かさとなる地区もあります。
総じて異常気象なわけです><
ではなぜ上空のジェット気流が蛇行したかというと、
温暖化による北極地区の海氷の減少によって
北極付近の気流(曲渦という)が弱くなったことが原因のようです。
北極における夏の海氷面積は
1979年時点で700万平方Kmであったものが、
昨年9月には340万平方kmと半減!!!
この影響で北極付近の気流が弱くなり、
ジェット気流が蛇行することになり、
各地に異常気象をもたらしているとのこと。
この温暖化(というより異常気象)の進行速度は
これまで科学者が予測していたものより
大幅に早いというもの。
人類はこの地球を変化させてしまったのか、
只の地球が繰り返してきた歴史のサイクルなのか。
判断はかなり難しいと思いますが、
これから人類には
異常気象に対応する力量が試されそうです。
日経サイエンスの2013年2月号より抜粋させていただきました^^>